アルゼンチンについて
面積
278万平方キロメートル(我が国の約7.5倍)
人口
3,910万人(2006年世銀)
首都
ブエノスアイレス(Buenos Aires)
民族
欧州系(スペイン、イタリア)97%、インディヘナ系3%
言語
スペイン語
宗教
カトリック
政治体制・内政
政体
立憲共和制
元首
大統領(クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル)(任期4年、1回限りの連続再選可)
議会
二院制(上院72議席、下院257議席)
政府
- 首相名 アルベルト・フェルナンデス
- 外相名 ホルヘ・タイアナ
内政
第二次大戦後、軍政が断続的に続いていたが、1982年の英国とのフォークランド紛争での敗北により、軍部が退陣し、1983年のアルフォンシン政権(急進党)成立により民政へ移管。しかし、同政権は経済運営に失敗、社会的混乱を招く。1989年より2期、1999年まで亘るメネム政権(ペロン党)では、自由開放経済政策を推進し、高い成長率を達成。しかし政権末期には経済成長が減速し、汚職疑惑が顕在化して政権支持率は低迷、デモ、ストも頻発。1999年12月に発足したデ・ラ・ルア政権(急速党)は、2001年11月の経済・金融危機に端を発した社会騒擾により任期半ばで辞任(同年12月)。この後、ロドリゲス・サア、ドゥアルデ暫定政権を経て、2003年4月に繰り上げ実施された大統領選挙の結果、同年5月、キルチネル政権(ペロン党)が発足。未曾有の経済社会危機後の国民の結束もあり、キルチネル大統領は就任直後から力強いリーダーシップを発揮し、経済及び社会的安定の回復を達成。2007年10月の大統領選挙では、夫人のフェルナンデス・デ・キルチネル上院議員(ペロン党)が当選し、12月10日、同国にて選挙で選ばれた初めての女性大統領として就任。
外交・国防
外交基本方針
南米南部共同市場(メルコスール)の戦略的同盟の強化。
国連平和維持活動に積極的に貢献(特にハイチの安定化のための要員派遣)。
マルビーナス(フォークランド)諸島の主権の主張を継続。
対米関係は、テロ、麻薬、核不拡散等安全保障面を中心に基本的に良好。
軍事力
- 国防支出 18.4億ドル(2006年)
- 兵役 志願制(1994年12月に徴兵制度廃止)
- 兵力 陸軍41,400人、海軍17,755人、空軍12,500人(2006)
経済(単位 米ドル)
主要産業
農牧業(油糧種子、穀物、牛肉)
工業(食品加工、自動車)
GNI(名目)
2,014億ドル(2006年、世銀)
一人当たりGNI(名目)
5,150ドル(2006年、世銀)
経済成長率(名目GDP)
-10.9%(2002年)、8.8%(2003年)、9.0%(2004年)、9.2%(2005年)、8.5%(2006年)(世銀)
物価上昇率
30.6%(2002年)、10.5%(2003年)、9.2%(2004年)、8.8%(2005年)、13.4%(2006年)(世銀)
失業率
17.8%(2002年)、12.1%(2004年10~12月)、10.1%(2005年10月~12月)、8.7%(2006年10~12月)(アルゼンチン経済省)
総貿易額(2006年、アルゼンチン経済省)
- 輸出:465億ドル
- 輸入:342億ドル
主要貿易品
- 輸出 燃料、大豆油かす、自動車、動植物油、穀物
- 輸入 機械、自動車、電気機器、化学製品
主要貿易相手国・地域
- 輸出 ブラジル、チリ、米国、中国
- 輸入 ブラジル、米国、中国、ドイツ
通貨
ペソ
為替レート
1米ドル=3.15ペソ(変動相場制、2007年10月現在)
公的債務
1,362億ドル(2007年6月現在)
経済概要
1990年代には、兌換制(1ドル=1ペソの固定相場)の下で、自由開放経済政策を促進。この結果、ハイパーインフレの収束、投資の増加により、高い成長率を達成。しかし、1999年1月のブラジル金融危機の影響もあり、次第に景気が低迷し、2001年後半には金融不安が金融危機や全般的な経済危機に転化。政府は対外債務の支払い停止、兌換制の放棄(自由変動相場制への移行)を行い、IMFとの交渉を行ったが難航し、2003年1月に暫定合意。2003年5月に発足したキルチネル政権は、社会政策の重視を表明。ペソ安や一次産品市況の好調による輸出の増加と賃金・年金の引き上げによる内需の拡大により、経済回復に成功し、高成長を維持。対外的にはIMF等の圧力に屈しないとの姿勢を示し、IMFとの合意に基づく経済構造改革を中断して、2005年2月には、民間債務再編を強行。右再編に参加出来なかった債権者の取り扱いが課題。また、2006年1月に対IMF債務全額を返済したことから、IMFとの合意プログラムがキャンセルとなり、パリクラブにおける公的債務問題解決の目処が立っていない。フェルナンデス・デ・キルチネル政権の課題は、債務問題に加え、インフレ圧力の高まり、エネルギー不足、公共料金改定等への対応。
VISTAのページへ戻る
