ドイツについて
人口
8,243万人(2005年末)、人口密度:1平方キロメートルあたり約231人(独連邦統計庁)
面積
35.7万平方キロメートル(日本の約94%)(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、フランス、オーストリア、スイス、チェコ、ポーランド、デンマークの9カ国と国境を接する)
首都
ベルリン(約339万人)
民族
ゲルマン系を主体とするドイツ民族(在留外国人数約730万人)
宗教
プロテスタント約2,710万人、カトリック約2,715万人(独連邦政府新聞情報庁)
国旗
1949年、基本法にて定められた黒赤金三色旗
国歌
戦前から引き継いだもの(ハイドン弦楽四重奏「皇帝」を使用)、但し歌詞は三番のみを使用
政治体制・内政
政体
連邦共和制(16州:旧西独10州、旧東独5州及びベルリン州。1990年10月3日に東西両独統一)
元首
ホルスト・ケーラー大統領(2004年7月1日就任、任期5年)
議会
二院制
連邦議会 598議席(任期4年)。但し、超過議席を含め、現在613議席。小選挙区制を加味した比例代表制の直接選挙により選出
連邦参議院 69議席。各州政府の代表(州首相及び州の閣僚、人口比により各州3~6名)により構成。
1989年11月9日にベルリンの壁が開放され、1990年7月1日には経済面における両独の一体化を規定する通貨・経済・社会同盟が発足。9月29日に政治的統一のための両独統一条約が発効。右条約に基づき1990年10月3日統一実現。
統一直後の総選挙で大勝したコール前政権は、ユーロ導入の決定等欧州統合推進では成果を上げたものの、内政面では戦後最高の失業率を記録し、1998年9月の総選挙でシュレーダー首相候補率いる社会民主党に大敗し、16年ぶりに政権交替が行われた。シュレーダー政権は、1999年前半には、G8サミット議長国、EU議長国として外交面では成果をあげ、内政でも税制改革、年金改革、連邦軍改革、脱原子力政策等を推進した。
景気低迷・失業率の高止まりを背景に苦戦を強いられた2002年9月22日の連邦議会選挙は、直前の洪水対策及びイラク問題での明確な態度表明が支持され、結果として、シュレーダー首相率いる社会民主党(SPD)は僅差で第1党の座を維持。第2次シュレーダー政権は喫緊の課題である、財政赤字の縮減、緊縮財政の中での失業者対策として「アジェンダ2010」と称する包括的改革構想を打ち上げ、雇用対策、年金改革、医療改革、財政改革などを積極的に推進してきた。
しかし、景気低迷、失業の深刻化、構造改革に対する労働者等の反発を背景として、SPDの支持率は低迷。2003年から2005年の州議会選挙ではSPDが相次いで大敗し、連邦参議院における与野党逆転状態が拡大。これを受けて、シュレーダー首相は、連邦議会選挙を1年前倒しし、2005年9月18日に実施。SPDは、第一党の座をメルケル党首率いる野党キリスト教民主同盟/社会同盟(CDU/CSU)に譲ったものの、CDU/CSUが同じ保守系の自由民主党(FDP)と連立を組んでも過半数に達しない結果となった。このため、CDU/CSUが首相ポストを取る一方で、SPDが外相、財相や労働・社会相等の重要ポストを取ることで妥協が成立。2005年11月22日にメルケルCDU党首を首相とする大連立政権が成立した。
現在メルケル大連立政権は、最大の懸案である労働市場改革を始め、年金、医療、財政等の各種改革や少子化対策等、様々な課題に取り組んでいる。
外交
ドイツの外交・安全保障政策は、従来より、独仏同盟を基礎とした欧州統合の拡大と深化の積極的推進と、対米関係とNATOを軸とする大西洋関係とのバランスを取ることを基本としてきている。メルケル政権発足時に大連立政権を構成するCDU/CSU及びSPDが合意した連立協定においても、「欧州統合と大西洋パートナーシップは相反するものではなく、独外交政策の2つの最も重要な柱である」と明記されており、特に仏、ポーランド並びにその他の近隣諸国、及び米国との緊密な友好関係を重視するほか、ロシアとの関係では、二国間及びEU双方のレベルで同国との戦略的パートナーシップの進展に務めるとしている。また、過去の経緯からイスラエルに対しては特別な責任を意識している。更に、地球規模問題や開発問題についても、国連等の国際機関と共に積極的に取り組んでいる。
なお、ドイツは2007年のG8議長国であり、同年前半のEU議長国。
国防
軍事同盟
NATO(1955年加盟)
国防予算
279億ユーロ(2006年)
徴兵制度
18歳以上の男子9カ月
連邦軍改革
- 国土防衛任務中心から海外派遣任務中心へ
- 2010年を目途に大規模な組織変革と兵力の大規模削減を実施
- 現在の総兵力は約25万人
陸:10万、空:4.6万、海:1.9万、衛生:1.9万、統合支援軍:5.4万
統一後も、旧東独地域に旧ソ連軍が残留していたが、1994年8月末までに予定通り撤退を完了。また、同年9月にはベルリンに駐留していた英、仏、米軍も撤退した。現在の在独駐留軍(米・英・仏・蘭・白)は約9万7千人。
経済
ドイツは世界有数の先進工業国であるとともに貿易大国。GDPの規模では米、日に次いで世界第3位であり、欧州内では第1位。
国際貿易量は米に次いで世界第2位。主な貿易相手国はフランス(10.3%)、米(8.8%)、英(8.3%)、イタリア(7.1%)。
主要産業
自動車、機械、電子工学、化学、環境技術、精密機械、光学、医療技術、バイオ・遺伝子工学、ナノテクノロジー、航空・宇宙産業、物流
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