スペインについて
面積
50.6万平方キロメートル(日本の約1.3倍)
人口
約4,400万人(2005年)
首都
マドリード(マドリード市人口約310万人)(2003年12月)
言語
スペイン(カスティリヤ)語(バスク語、カタルニア語、ガリシア語が地方によっては使用されている。)
宗教
憲法上の信仰の自由が保障されている(但しカトリック教徒が圧倒的多数)
国祭日
10月12日(イスパニアの日)
略史
政治体制・内政
政体
議会君主制
元首
フアン・カルロス一世(Juan Carlos I)国王
(1975年11月22日即位)
議会
二院制(上院257、下院350議席)(任期4年、解散制度あり)
政府
サパテロ社会労働党(PSOE)政権(2004年4月~)
首相名 ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ (Jose Luis Rodriguez Zapatero)
外相名 ミゲル・アンヘル・モラティノス・クジャウベ (Miguel Angel Moratinos Cuyaube)
内政
(1)アスナール民衆党政権(1996~2004年)からサパテロ社会労働者党(社労党)政権(2004年~)へ
(イ)1996年5月から2004年3月まで、民衆党アスナール首相が政権を担当(中道右派)。
(ロ)2004年3月14日の総選挙では、3月11日にマドリードで発生した列車爆破事件(下記(2)(イ)参照)の前までの世論調査の結果に反して、野党社労党が下院(350議席)における議席数を124から164へと大きく伸ばして勝利(与党民衆党は183議席から148議席に減少)。翌4月にサパテロ社労党書記長を首相とする新内閣(少数単独)が発足(社労党164議席に加え、左派及び一部地方政党の支持を得て、第1回投票で選出)。
(ハ)2004年6月13日に行われた欧州議会選挙では、社労党がスペインから選出される54議席中25議席を獲得して第一党となった。
(二)次期総選挙は、2008年3月9日に行われる予定。
(2)内政上の課題:テロ、不法移民、州レベルの自治権拡大
(イ)テロ:サパテロ政権にとり、テロ対策は最優先課題。
(ロ)不法移民:スペインはかつての移民送り出し国から移民の受入国へ
2001年外国人法改正により、合法移民の受け入れの明確化及び不法移民の取り締まりを強化。2005年2~5月、不法滞在外国人の合法化措置を実施、約80%の不法滞在外国人を合法化。欧州統計庁(Eurostat)のデータによれば、2006年、スペインは約64万人の移民を受け入れ、その規模は欧州最大規模。なお、欧州統計庁のデータによれば、2007年1月時点で外国人総数は約998万人に達し、スペイン総人口の約10%を占める。
(ハ)州レベルの自治権拡大:バスク州では前政権時から、州政府が憲法の枠を超えた自治権の拡大要求(「スペインとの自由な連合国家」構想)を行っていたが、2005年2月に中央議会下院で否決された。カタルーニャ州においては、2005年9月、自治憲章改正案が州議会を通過、2006年3月には中央議会下院、5月には上院を通過。6月には同案承認のための州民投票が実施され、賛成多数で承認された。
外交
外交基本方針
(1)アスナール前政権は、2002年前半はEU議長国、2003~2004年は国連安保理非常任理事国となり、中南米・中近東・地中海沿岸諸国など従来の伝統的外交領域に加え、米国、アジア・太平洋地域にも外交対象地域を拡大。イラク問題については、米国の立場を全面的に支持し、2003年10月にはイラク復興支援国会合を主催した他、復興段階における治安維持活動のため、イラク中南部に兵力を派遣。
(2)サパテロ政権
(イ)スペイン軍のイラクからの撤退
(ロ)外交の重点地域を欧州へ
対米重視であったアスナール前政権に対し、欧州、ラテンアメリカ、地中海に重点を置くとの外交方針。特に欧州では独・仏との関係を緊密化。2005年2月、欧州憲法条約批准の是非を問う国民投票を実施、賛成76.73%で可決された。最近、アジアとの関係にも注目を始め、2005年12月にはスペインのアジア大洋州地域におけるプレゼンスの拡大を目的とした「アジア大洋州プラン(2005-2008)」を発表。
(ハ)国際的課題に係る取組み
テロ対策、レバノン等国際平和維持活動等の主要な国際的課題について積極的に取組んでいる。
経済
主要産業
食品加工、化学品、自動車、観光産業
GDP(名目)
9761.89億ユーロ(2006年)(出典:スペイン国立統計局)
一人当たり国民所得
22,152ユーロ(2006年)(出典:スペイン国立統計局)
経済成長率
2004年・・・3.2%
2005年・・・3.5%
2006年・・・3.9% (出典:スペイン経済大蔵省)
消費者物価上昇率
2004年・・・3.2%
2005年・・・3.7%
2006年・・・2.7% (出典:スペイン国立統計局)
失業率
2004年・・・11.0%
2005年・・・9.2%
2006年・・・8.5% (出典:スペイン国立統計局)
総貿易額
- 輸出 1,698.72億ユーロ(2006年)
- 輸入 2,595.59億ユーロ(2006年)
(出典:スペイン工業・観光・商務省)
主要貿易品目
- 輸出 自動車、自動車部品、果物・野菜、繊維製品、石油・石油副産物、鉄鋼、電気機器、プラスチック製品
- 輸入 石油・石油副産物、自動車、自動車部品、繊維製品、鉄鋼、通信設備、電気機器、プラスチック製品
主要貿易相手国
- 輸出 仏、独、ポルトガル、伊、英、米、蘭、ベルギー、メキシコ、トルコ(対EUが71%)
- 輸入 独、仏、伊、中国、英、蘭、ポルトガル、米、ベルギー、ロシア(対EUが59%)
(出典:スペイン工業・観光・商務省)
通貨
ユーロ
経済概要
- サパテロ政権は、アスナール前政権の均衡財政の維持や雇用創出促進政策等の経済政策を基本的に踏襲しつつ、こうした政策に加え、社会政策の充実を掲げている。
- ユーロ圏全体の景気低迷の中、現在、スペイン経済は高い成長(2006年は3.9%)を享受。2005年には、GDP(11,891億ドル)及び国連分担金拠出(4,480万ドル)がいずれも世界第8位(GDPではG8のカナダをしのぐ)。
観光
スペインは外国人観光客数、観光収入ともに世界2位の観光大国。
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